zukucode
主にWEB関連の情報を技術メモとして発信しています。

TypeScript async awaitで非同期処理の失敗を扱う

APIの結果を待ってから画面に表示したいときは、asyncawaitを使います。ただし、fetchはHTTPの404や500だけでは例外になりません。通信失敗とHTTPエラーを分けて扱います。

結果を待つ

type Product = { id: string; name: string };

const getProduct = async (id: string): Promise<Product> => {
  const response = await fetch(`/api/products/${encodeURIComponent(id)}`);
  if (!response.ok) {
    throw new Error(`HTTP ${response.status}`);
  }
  return (await response.json()) as Product;
};

awaitはPromiseの完了を待ちます。関数の戻り値はPromise<Product>です。

呼び出し側で失敗を扱う

try {
  const product = await getProduct('p1');
  console.log(product.name);
} catch (error: unknown) {
  console.error(error instanceof Error ? error.message : '不明なエラー');
}

通信できない場合、JSONの解析に失敗した場合、明示的に投げたHTTPエラーなどがcatchへ入ります。

複数の処理を待つ順番

前の結果を使う処理は順番に待ちます。一方、独立した2つの取得を順番に待つと、待ち時間が合計されます。

const [product, category] = await Promise.all([
  getProduct('p1'),
  getCategory('c1'),
]);

getCategoryは別途定義した取得関数とします。両方必要で独立している場合はPromise.allで並列に待てます。どちらかが失敗すると、Promise.all全体が失敗として扱われます。

また、awaitを書き忘れると変数には結果ではなくPromiseが入ります。const product = getProduct('p1')のままproduct.nameを読むと型エラーになります。

as Productは受信したJSONの形を確認しません。外部APIを厳密に扱う場合は実行時の検証を追加します。


関連記事

  • TypeScript unknown型を安全に確認して使用する

    unknownは、どのような値が入っているか分からないことを表す型です。外部から受け取ったJSONやcatchした値を、確認せず操作したくない場合に使います。anyは型チェックを無効にしますが、unk...


  • TypeScript Union型を条件分岐で安全に使い分ける

    APIの結果が成功または失敗のどちらかになる場合、両方の項目を任意にした1つの型へ詰め込むと、存在しない値を読みやすくなります。Union型なら、あり得る状態を別々に表せます。statusはどの型かを...


  • TypeScript typeとinterfaceの基本的な使い分け

    TypeScriptでは、typeとinterfaceのどちらでもオブジェクトの形を定義できます。似ている部分が多いため、最初はどちらを使えばよいか迷うことがあります。今回は基本的な書き方と、分かりや...


  • TypeScript readonly配列で意図しない変更を防ぐ

    関数へ配列を渡すと、その関数からpushやsortで元の配列を書き換えられます。読み取りだけをする関数では、引数をreadonlyにして意図を型で表します。totalの中でprices.push(40...


  • TypeScript Problem DetailsをZodで検証してAPIエラーを扱う

    fetchは、サーバーが400や500を返してもPromiseをrejectしません。そのため、HTTPステータスを確認し、レスポンスの形式を検証してから、画面で扱いやすいエラーへ変換する必要がありま...


  • TypeScript オプショナルチェーンとNull合体演算子の使い方

    APIから受け取るデータには、値が存在しない項目が含まれることがあります。TypeScriptでは、オプショナルチェーンの?.とNull合体演算子の??を使用すると、nullやundefinedを安全...


  • TypeScript mapとfilterで配列を変換する

    mapとfilterは、配列から新しい配列を作るメソッドです。どちらも元の配列を変更しませんが、役割は異なります。要素数を保ったまま各値を変換するならmap、条件に合う要素だけへ減らすならfilter...


  • AjvでAPIのレスポンスの型チェックを行う

    TypeScript fetchの共通処理を実装するでfetchの共通処理を作成しましたが、これはAPIからのレスポンスの形式があっている前提で処理を行っています。例えば以下はAPIのレスポンスの型は...


  • React useEffectで無限ループが発生するときに確認すること

    ReactのuseEffectを利用したときに無限ループが発生してしまうことがあります。特に注意したいのが、ESLintのreact-hooks/exhaustive-depsで表示された警告をUpd...


  • React 関数コンポーネントにプロパティを設定する

    React+TypeScriptで作成した関数コンポーネントにプロパティを設定する方法を紹介します。以下は送信ボタンのコンポーネントを作成しています。isSubmittingというプロパティを用意して...