VBA 複数の行を選択して操作を行う方法
VBAで複数の行を選択して、コピーや削除などの操作を行う方法を紹介します。
１行の選択
わかりやすくするために、まずは１行のみ選択する方法を確認します。
以下の例では１行目を選択しています。
複数行の選択
複数行の場合は「範囲指定」ということになるため、Rangeで指定します。
以下の例では１行目から３行目を選択しています。
Range(Rows(1), Rows(3)).Select
行のコピー
上記のSelectの代わりにCopyを実行すれば選択行をコピーできます。
Rows(1).Copy
Range(Rows(1), Rows(3)).Copy
行の削除
上記のSelectの代わりにDeleteを実行すれば選択行を削除できます。
Rows(1).Delete
Range(Rows(1), Rows(3)).Delete
シートを指定する
上記の例ではシート名を指定していないため、現在のアクティブシートのセルが対象になります。
シート名を明示的に指定するには以下のようにします。
（シートの取得方法はVBA シート名でシートオブジェクトを取得する方法で紹介しています。）
Dim ws As Excel.Worksheet
Set ws = Worksheets("sheet1")
ws.Rows(1).Copy
ws.Rows(1).Delete
ws.Range(ws.Rows(1), ws.Rows(3)).Copy
ws.Range(ws.Rows(1), ws.Rows(3)).Delete
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