Docker コンテナの中に入ってBashなどでコマンド実行をする
起動中のコンテナの状態を確認するために、コンテナ内でbash
などでコマンドを実行したい場合があります。
例として、Docker Nginxを起動して基本的なコマンドを理解するで紹介したnginx
コンテナを起動し、その中でコマンドを実行してみます。
起動中のコンテナの確認
以下のコマンドで起動しているコンテナを確認します。
$ docker container ls
CONTAINER ID IMAGE COMMAND CREATED STATUS PORTS NAMES
029dd3eb7222 nginx "nginx -g 'daemon of…" 7 seconds ago Up 6 seconds 0.0.0.0:8080->80/tcp my-server
コンテナ内のbashを起動する
以下のコマンドでコンテナ内のbash
を起動します。
my-server
の部分は対象のコンテナ名を指定します。
また、/bin/bash
の部分を変更すれば任意のコマンドを実行できます。
$ docker exec -it my-server /bin/bash
root@029dd3eb7222:/#
動作確認
コンテナ内のbash
が起動できたので、試しにいろいろとコマンドを実行してみます。
ディレクトリの一覧を表示
ls
コマンドでカレントディレクトリの一覧を表示します。
# ls
bin dev home lib64 mnt proc run srv tmp var
boot etc lib media opt root sbin sys usr
Nginxの設定ファイルを確認
Nginx
の設定ファイルは/etc/nginx/nginx.conf
にあるので、cat
コマンドでファイルの中身を確認します。
# cat /etc/nginx/nginx.conf
user nginx;
worker_processes 1;
error_log /var/log/nginx/error.log warn;
pid /var/run/nginx.pid;
events {
worker_connections 1024;
}
http {
include /etc/nginx/mime.types;
default_type application/octet-stream;
log_format main '$remote_addr - $remote_user [$time_local] "$request" '
'$status $body_bytes_sent "$http_referer" '
'"$http_user_agent" "$http_x_forwarded_for"';
access_log /var/log/nginx/access.log main;
sendfile on;
#tcp_nopush on;
keepalive_timeout 65;
#gzip on;
include /etc/nginx/conf.d/*.conf;
}
コンテナ内のbashを終了する
コンテナ内のbash
を終了するにはexit
コマンドを実行します。
# exit