Linux MintにDocker CEをインストールする
Linux Mint
にDocker CE
をインストールしたときの作業メモです。
Docker CE
のCE
とはエディションです。
Docker
には商用版のEnterprise Edition
(EE
)と無償版のCommunity Edition
(CE
)のエディションがあります。
ここでは無償版のCommunity Edition
(CE
)を導入します。
基本的には公式ページのインストール手順に沿って行っていきます。
パッケージの更新
最初に以下のコマンドでパッケージを更新しておきます。
$ sudo apt-get update
パッケージのインストール
次に以下のパッケージ群をインストールします。
これらをインストールすることによりapt-get
でhtttps
のリポジトリが参照できるようになります。
$ sudo apt-get install apt-transport-https ca-certificates curl gnupg-agent software-properties-common
Docker公式のGPGkeyを追加
以下のコマンドでDocker
公式のGPGkeyを追加します。
GPGkeyとは公開鍵のことです。apt-get
でソフトをインストールするときの認証に使用します。
$ curl -fsSL https://download.docker.com/linux/ubuntu/gpg | sudo apt-key add -
以下のコマンドで、追加したGPGkeyのフィンガープリントを確認します。(確認するだけですので必須ではありません。)
フィンガープリントとは「指紋」を意味する英単語です。インストールするソフトが
$ sudo apt-key fingerprint 0EBFCD88
リポジトリの追加
リポジトリを追加する前に、使用しているPCのアーキテクチャによって追加コマンドが異なるので、以下のコマンドで自身のPCのアーキテクチャを確認します。
$ arch
私のPCの場合はx86_64
と表示されたので、以下のコマンドでリポジトリを追加します。
(他のアーキテクチャが表示された場合は公式ページのインストール手順でご確認ください。)
公式ページで紹介しているコマンドの、$(lsb_release -cs)
の部分はディストリビューション名に置き換わるのですが、Linux Mint
のディストリビューション名に対応したリポジトリは存在しないため、ベースとなったUbuntu
のディストリビューション名を直接指定するようにします。
Linux Mint
では以下のコマンドで、ベースとなったUbuntu
のディストリビューション名を確認できます。
$ . /etc/os-release; echo "$UBUNTU_CODENAME"
ですので、以下のようにディストリビューション名を指定している部分$(lsb_release -cs)
をLinux Mint
用に置き換えます。
$ sudo add-apt-repository "deb [arch=amd64] https://download.docker.com/linux/ubuntu $(lsb_release -cs) stable"
$ sudo add-apt-repository "deb [arch=amd64] https://download.docker.com/linux/ubuntu $(. /etc/os-release; echo "$UBUNTU_CODENAME") stable"
以上でリポジトリのセットアップは完了です。
Dockerのインストール
一応以下のコマンドで再度パッケージを更新しておきます。
$ sudo apt-get update
以下のコマンドでDocker
をインストールします。
$ sudo apt-get install docker-ce
インストール後、以下のコマンドでDocker
のバージョンを確認し、インストールされたことを確認します。
$ docker -v
以上で、Docker
の導入ができました。
LinuxのDockerで一般ユーザーでも実行できるようにするでroot
権限でない一般ユーザーでもDocker
を実行できるように設定します。