Docker hello worldを実行して基本的な仕組みを理解する
Linux MintにDocker CEをインストールするでインストールしたDockerでhello worldを実行してDockerの基本的な使い方を理解します。
以下はLinuxのDockerで一般ユーザーでも実行できるようにするで紹介した方法で一般ユーザー(sudoコマンドなし)で実行できるように設定してあります。
状態の確認
最初にインストールしたあと、何も実行していない状態でイメージとコンテナの確認を行います。
以下のコマンドでイメージの一覧を確認します。
表示されるのは項目のヘッダのみで、イメージは何も存在していないことを確認します。
$ docker image ls
REPOSITORY TAG IMAGE ID CREATED SIZE以下のコマンドでコンテナの一覧を確認します。
--allオプションは停止中のコンテナも含めて表示します。(--allオプションは省略して-aでも可能です。)
--allオプションを指定しない場合は起動中のコンテナのみ表示します。
イメージと同様、表示されるのは項目のヘッダのみで、コンテナは何も存在していないことを確認します。
$ docker container ls --all
または
$ docker container ls -a
CONTAINER ID IMAGE COMMAND CREATED STATUS PORTS NAMEShello-worldコンテナを実行
docker runコマンドでhellow-worldイメージを取得し、コンテナを実行します。
ローカルにイメージが存在しないため、リポジトリからイメージをダウンロードしていることが確認できます。
その後、Hello from Docker!と表示されます。
$ docker run hello-world
Unable to find image 'hello-world:latest' locally
latest: Pulling from library/hello-world
--省略--
Hello from Docker!
--省略--イメージとコンテナの確認
最初に確認したものと同じコマンドで、まずはイメージを確認します。
hello-worldのイメージが追加されています。
$ docker image ls
REPOSITORY TAG IMAGE ID CREATED SIZE
hello-world latest fce289e99eb9 3 months ago 1.84kB以下のコマンドでコンテナを確認します。
--allオプションを指定しない場合は起動中のコンテナのみ表示するため、何も表示されません。(hello worldのコンテナはメッセージ出力が終わるとコンテナを自動で停止してしまいます)
$ docker container ls
CONTAINER ID IMAGE COMMAND CREATED STATUS PORTS NAMES--allオプションを指定して確認すると、hello worldのコンテナを確認できます。
$ docker container ls --all
CONTAINER ID IMAGE COMMAND CREATED STATUS PORTS NAMES
41028423ac8b hello-world "/hello" 7 minutes ago Exited (0) 7 minutes ago jolly_golick以上で動作確認ができました。
動作確認用のhello-worldのイメージとコンテナを削除する方法はDocker イメージとコンテナを削除するで紹介します。