VB.NET 文字列を連結する便利な方法まとめ
VB.NET
で文字列を連結します。
VB.NET
では文字列の連結は文字列同士を&
で結合できます。
Dim str1 As String = "連結を"
Dim str2 As String = "します。"
Dim str3 As String = str1 & str2 '連結をします。
&
の代わりに+
でも可能ですが、数値型の場合は足し算として扱われてしまうので基本的には&
を使用することをおすすめします。
文字列補間
Visual Studio 2015
からの新機能として文字列補間が可能になりました。
以下のように、文字列の"
の前に$
をつけることにより、文字列の中に変数をそのまま埋め込むように指定できます。
JavaScript
のテンプレートリテラルなどと同じような機能です。
Dim str1 As String = "連結を"
Dim str2 As String = "します。"
Dim str3 As String = $"str1は「{str1}」で、str2は「{str2}」です。" 'str1は「連結を」で、str2は「します。」です。
今までは複雑な文字列連結にはString.Format
などを使用することが多かったですが、この機能を使えばコードもかなりシンプルになり、可読性も向上します。
StringBuilder
For
文などで文字列を何度も連結するのはパフォーマンスがよくありません。
そのようなときはStringBuilder
を使用します。
Dim sb As New StringBuilder
sb.Append("連結を")
sb.Append("します。")
Dim str3 As String = sb.ToString() '連結をします。
改行コードを自動でセット
StringBuilder
はSQL
文を動的に組み立てていくときなどによく使用しますが、組み立てたSQL
文をデバッグ時に抽出したいとき、1行の文字列ではなく、改行コードが入っていたほうがSQL
もわかりやすくなります。
Append
の部分をAppendLine
にすれば、改行コードが自動でセットされます。
Dim sb As New StringBuilder
sb.AppendLine("連結を")
sb.AppendLine("します。")
Dim str3 As String = sb.ToString()
'連結を
'します。