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SQL WITH句で同じSQLを1つのSQLに共通化する

SQL SELECT句での副問合せの基本的な考え方と注意点で紹介したように、副問合せを使用していると同じようなSQLを複数箇所で行うことがあります。

同じようなSQLWITH句を使用して共通化すればパフォーマンスが改善されることが多いです。

例えば以下のようなテーブルとSQLがあるとします。

SQL PARTITION BYの基本と効率的に集計する便利な方法で紹介したように、分析関数を使用すればもっとシンプルに取得できますが、説明の都合であえて以下の方法で取得します。

employee(社員)
idfirst_namelast_namedepartment_idheight
1一郎山田1170
2次郎佐藤2175
3三郎田中1185
4四郎鈴木2155
SELECT
  T1.id,
  T1.first_name,
  T1.last_name,
  T1.department_id,
  (
    SELECT
      AVG(SUB1.height)
    FROM
      employee SUB1
    WHERE
      T1.department_id = SUB1.department_id
  ) AS avg_height,
  (
    SELECT
      MAX(SUB1.height)
    FROM
      employee SUB1
    WHERE
      T1.department_id = SUB1.department_id
  ) AS max_height
FROM
  employee T1

このSQLに適当な条件を追加すると以下のようになります。

SELECT
  T1.id,
  T1.first_name,
  T1.last_name,
  T1.department_id,
  (
    SELECT
      AVG(SUB1.height)
    FROM
      employee SUB1
    WHERE
      T1.department_id = SUB1.department_id
      AND T1.last_name = '山田'
  ) AS avg_height,
  (
    SELECT
      MAX(SUB1.height)
    FROM
      employee SUB1
    WHERE
      T1.department_id = SUB1.department_id
      AND T1.last_name = '山田'
  ) AS max_height
FROM
  employee T1
WHERE
  T1.last_name = '山田'

上記SQLではemployeeテーブルのSELECTを何回も行うことになります。

副問合せでemployeeの参照が増えるたびにパフォーマンスはどんどん悪化していきます。

以下のSQLVIEWのように定義しておき、そのテーブルを参照することを考えます。

共通化したいSQL
SELECT *
FROM
  employee T1
WHERE
  T1.last_name = '山田'

WITH句の使い方

WITH句を使用すれば1つの副問い合わせをいろいろな場所で使いまわすことができます。

メインのSQLの前にVIEWを作成するイメージでWITH句で副問合せを行います。

WITH employee_with AS (
  SELECT *
  FROM
    employee T1
  WHERE
    T1.last_name = '山田'
)
SELECT
  T1.id,
  T1.first_name,
  T1.last_name,
  T1.department_id,
  (
    SELECT
      AVG(SUB1.height)
    FROM
      -- WITH句で指定したテーブルを参照
      employee_with SUB1
    WHERE
      T1.department_id = SUB1.department_id
  ) AS avg_height,
  (
    SELECT
      MAX(SUB1.height)
    FROM
      -- WITH句で指定したテーブルを参照
      employee_with SUB1
    WHERE
      T1.department_id = SUB1.department_id
  ) AS max_height
FROM
  -- WITH句で指定したテーブルを参照
  employee_with T1

複数のテーブルを指定する

WITH句で複数のテーブル(副問合せ)を使用したい場合はカンマ区切りで指定します。

また、自身の副問合せより前に定義したWITH句のテーブルを参照できます。

WITH sample_with AS (
  SELECT *
  FROM sample
  WHERE COL1 = 'sample'
),
sample2_with AS (
  SELECT *
  FROM sample2
    -- WITH句で定義したテーブルも参照可能
    JOIN sample_with
    ON sample2.COL1 = sample_with.COL1
  WHERE sample2.COL1 = 'sample'
)
SELECT

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