zukucode
主にWEB関連の情報を技術メモとして発信しています。

SQL rowspanを使用してテーブル表示するときに必要な情報を分析関数で取得する

SQLで取得したレコードを表形式で一覧表示するとき、同じ値の行をrowspanを設定して1つのセルで表示したい場合があります。

SQLではなくプログラム側で表示するときに複雑な処理を実装してしまいがちですが、SQLrowspanに必要な情報を一緒に取得しておけばプログラム側での実装はかなりシンプルになります。

以下のテーブルがあるとします。

employee(社員)
idfirst_namelast_namedepartment_idheight
1一郎山田1170
2次郎佐藤2175
3三郎田中1185
4四郎鈴木2155

department_id昇順、id昇順で表示し、同じ部署(department_id)の場合は部署のセルを結合して表示するとします。

SELECT
  id,
  first_name,
  last_name,
  department_id,
  ROW_NUMBER() OVER(PARTITION BY department_id ORDER BY id) employee_id_order,
  COUNT(1) OVER(PARTITION BY department_id) department_count
FROM
  employee
ORDER BY
  department_id,
  id
取得結果
idfirst_namelast_namedepartment_idemployee_id_orderdepartment_count
1一郎山田112
3三郎田中122
2次郎佐藤212
4四郎鈴木222

解説

分析関数を使用して、部署ごとの表示順(employee_id_order)と部署ごとの人数(department_count)を取得しています。

分析関数についてはSQL PARTITION BYの基本と効率的に集計する便利な方法で詳しく紹介しています。

取得した結果をfor文などで1行づつ設定していきますが、そこで以下の設定をします。

employee_id_order = 1 の場合
  rowspan = department_countをセルに設定
上記以外の場合(employee_id_order <> 1)
  セルを非表示に設定

部署を表示するのは部署ごとの表示順(employee_id_order)が先頭の行のみです。さらにそのセルのrowspanの値は部署ごとの人数(department_count)となります。


関連記事

  • Oracle 文字列の中で指定した文字を削除する

    Oracleで文字列の中で指定した文字を削除する方法を紹介します。REPLACEを使用して削除したい文字をNULL(空文字)に置き換えることで削除します。Oracleは空文字をNULLとして扱うので、...


  • SQL GROUP BYで複数の行を集計して1行で取得する

    GROUP BY 列名で集約したい列を指定します。上記例の場合は部署ごとに集約したいのでdepartment_idを指定しています。GROUP BYで指定した列以外の列をSELECT句で取得したい場合...


  • SQL FROM句で複数のテーブルを結合するポイント

    FROM句では取得したいテーブルのテーブル名を指定します。複数のテーブルを結合する場合はまず結合したいテーブルをJOINのあとに指定します。そしてONのあとに結合条件を指定します。結合条件を指定せずに...


  • SQL DISTINCTで重複行を1行のみ表示する方法

    SELECTのあとにDISTINCTをつけると、同一のレコードを1行のみ取得するようになります。上記例ではid=1と4のレコードの取得結果は同じになるので、本来は2行出力されるはずのレコードが、DIS...


  • PostgreSQL 現在のシステム日付・時刻を取得する

    OracleのSYSDATEのように、PostgreSQLで現在のシステム日付や時刻を取得する方法を紹介します。YYYY/MM/DDやYYYY-MM-DDのように、date型を取得するにはCURREN...


  • SQL FROM句での副問合わせの基本的な考え方と注意点

    FROM句で副問合わせを行うと、SELECTした結果を1つのテーブルとして、他のテーブルと結合できます。SELECTした結果をVIEWとして予め定義しておくことができますが、FROM句で副問合わせでは...


  • PostgreSQL 日付の加算・減算を行う

    PostgreSQLで日付の加算・減算を行う方法を紹介します。日付型のカラムに対しては、数字の計算と同じ要領で行うことができます。YYYYMMDD形式などの文字列型のカラムの場合は、日付型に変換してか...


  • PostgreSQL ISNULLやNVLのようにNULLを判定する方法

    PostgreSQLでSQL ServerのISNULLやOracleのNVLのように、NULLの場合に別の値を取得するにはCOALESCEを使用します。使い方はISNULLやNVLと同じように、第一...


  • PL/SQL 変数を宣言して値を設定する

    PL/SQLで変数を宣言して値を設定する方法を紹介します。ASとBEGINの間で変数を宣言します。宣言と同時に値をセット(初期化)も可能です。変数への代入は=ではなく:=で行います。


  • PL/SQL TRUNCATE TABLEをストアドプロシージャに定義する

    PL/SQLでTRUNCATE処理をストアドプロシージャに定義する方法を紹介します。そのまま定義すると「記号TABLEが見つかりました。」のコンパイルエラーになってしまうので、動的SQLで定義します。