gulpをES2015で実装する
gulp
をES2015
(ES6
)で実装するための手順です。
gulpのインストール
gulp
がインストールされていない場合はインストールします。(nodejs
は導入済みとします。)
グローバルとローカルの両方にインストールします。
グローバル
$ npm install -g gulp
ローカル
$ npm install --save-dev gulp
babelのインストール
babel
を使うと、ES2015
(ES6
)などで書かれたソースコードを一般的なブラウザがサポートしているECMAScript5
の形式に変換できます。
以下の4つのパッケージをインストールします。
babel-cli
babel-core
babel-preset-es2015
babel-preset-stage-0
$ npm install --save-dev babel-cli babel-core babel-preset-es2015 babel-preset-stage-0
設定ファイルの作成
.babelrc
という名前のファイルをプロジェクトのルートフォルダに作成します。
このファイルを作成しておけば、babel
を実行する時に自動でこの設定ファイルを読み込みます。
.babelrc
{
"presets": ["es2015", "stage-0"]
}
設定内容は必要に応じて書き換えてください。
gulpfileの作成
gulp
のタスクを実装するファイルを作成します。
babel
を使わない場合はgulpfile.js
というファイル名ですが、今回はbabel
を使用するため、gulpfile.babel.js
というファイル名になります。こうすることにより、gulp
が自動的にbabel
を読み込むようになります。
これでgulp
をES2015
で実装する環境が整いました。
動作確認
gulpfile.babel.js
を以下のように実装します。
gulpfile.babel.js
import gulp from 'gulp';
gulp.task('default', () => {
console.log('gulpをES2015で実装する');
});
そして、以下のコマンドを実行すると「gulpをES2015で実装する」と出力されればOKです。
$ gulp